ワークショップのレポート、随分と間が空いてしまいました。
すみません…
これから昨年分を埋めていきたいと思います、どうぞよろしくお願いいたします。
まずは12月9日のワークショップから。
この回は、どうして運動嫌いになるのか続編でした。
今回も板書があって理解しやすい講座となりました。
どうして運動嫌いになるのか。
体を動かすのが楽しいと思うきっかけがあれば、そしてそれが日常の中で使っていければと思うのです。
(先生は日常は楽しいというよりも「なるほど」の連続なのだそうです)
前回から引き続き4つのポイントについて。
「力」「速さ」「バランス」「タイミング」の4つで失敗したことがあり、それが劣等感になってしまうと体を動かすことが苦手に感じてしまうようになるのではないかと。
でも実はこの4つは失くした訳ではなく、本当は体の中にあるようなのです。
この日はそれをより細かく体験してみました。
指先から動いてみましょうと言った時に、指先ってじゃあどこだろうと思いますか?
「指先から動く」と言った時の指先は②なんです、③は指の腹、
①は指先、むしろ頂点ですね。
使ってみると分かるのですが、ペンを持ったり、指で文字を書くときも②を我々は使っているんです、最初に外の世界と触れる所がここなんですね。
「指先の詳細、こんな風に考えたことはなかったです…」
うーん…?と思っても、いざ体感してみると一目瞭然でした!
確かに指で文字を書くときは頂点でもなく指の腹でもなく、②の部分を使っています。
気にしたことも無かったのですが、いつも同じ部分を使っているのには驚きました、知らなかった…
そして両手を動かす時のコツも教わりました。
「メインのみ」「メイン+アシスト」「メイン+メイン」と先生が板書をして説明して下さいました。
右と左、メインともう片方の手の使い方の説明でありました。
まず右腕だけ重さに耐えられるようにグッと張ってみます、これが「メインのみ」
次に右腕の張りだけを左手にコピーしてみます、これは「メイン+アシスト」
そして最後に右腕の形も張りも全く同じように左腕を作ってみます。これが「メイン+メイン」です。
それぞれ形の時、上からグッと押してみると…
これは試してみると笑ってしまうほど結果が出ます!
「メインの腕の張りだけををもう片方にコピーする」
両手メインよりも片方アシスト無しの方が、圧力にもずっと耐えられるのです。
「船頭2人は船頭1人よりも大変でしょう」との先生の言葉に妙に納得…
左手はお隣さんが何をしているか分からなくても、何だか大変そうだと思っていれば
しっかり支えてくれるのですよ。とのことでした。
かえって一緒に力んでしまうと支えきれなくなってしまうようです。
どこか人間関係の様ですね~。
体が動くときに頭が考え始めるとメインばかりになってしまうようです。
指先が上手く動いていると自然に「メイン+アシスト」の形を取れるそうです。
それから先ほどの手の指同様足の指についても、驚くことがありました。
足の指先について、こちらも先ほど同様に分割して考えてみると
「足の指先は赤い斜線の部分も需要です」
足の指先は①の部分はほぼ使っていないですね、砂浜にちょっと図を描こうかという時も①ではなく②を使っているんですよ、と先生の指摘が。
足の指を使って何かする時、例えば物を握りこむ時にもこうやって考えられるんですね。
例えば新聞紙を床に敷き、足先で掴んでみるとします。
①の部分を赤い車線の部分にギュウっと押し付けるようにするのと、②の部分でフワっと掴むのでは体にどういう違いが出るでしょうか、
「②の部分だけでキュっと掴みます」
最初は中々足で新聞紙を掴めず、そこに苦労しました~(笑)
これも出来るとビックリするほど違いが出るのですが、②の部分で軽く握っている時は、片足で立っても驚異の安定感が出るのです。試しにしてみると、本人にはさほど実感はないのですが周囲から「安定した!!」と驚きの声が。揺らしても不思議と、足が床と馴染む感じで動きません。
また楽しかったのは、先生が「じゃあ最後に室内をちょっと歩いて見ましょうか」と言われた時です。
ええっと思うほど足が軽くなっていました、余りの体の変化の大きさに、走り出す人も!面白かったです~!
この日は「バランス」について本当細やかに体験することが出来ました。
私の思っていたバランスは「固定させる」であって「安定させる」とは違っていたなあと感じました。
自分はバランスが悪いのではと思っておられる方には是非試して頂きたい講座です、体が勝手にバランスを取ってくれる感覚を一度体験してほしいです…
この日も楽しかったです
皆様ありがとうございました!(^-^)